10月初めごろのこと。
茨城県結城市にて建築中の現場があるのですが
土曜日に行うはずだった上棟工事があいにくの台風で延期になりました。
こうしたアクシデントは珍しいことではありませんが、
建築に携わる身として、着工や上棟などの日は
縁起の良い日(六曜でいう大安など)をご提案することが多いです。
お施主様から希望をいただくこともあります。
ちなみに台風など悪天候で延期になってしまった場合も、
縁起の良い日に上棟工事を始めた、ということで柱を一本だけ形式的に建てます。
もちろん雨がかからないように気をつけた上で。
たまに「雨でもいいから上棟工事をしてくれ」という話も伺いますが
工期を早めるためであってもおすすめしていません。
当然木材は雨に濡れてしまいますので
1本につき平気で5 mmほど伸びてしまうこともあります。
しかも伸び方は木材1本1本でバラバラなので
後からその調整作業をするだけで一苦労。
早めようと思っていた工期がむしろ遅れてしまうことにも繋がります。
縁起の良い日はもちろん、天候にも気をつけながら
工事日程を考えるように現場担当者は心がけています。
営業部 菅原